Pycnomaticの概要
固体の真密度の測定は、その特性評価における基礎的なパラメーターの一つです。ガス置換法による真密度の測定では、サンプル表面に開口している細孔内まで容易に測定ガスが入り込み、その容積を正確に測定するため信頼性が高く、短時間に繰り返し測定が可能です。サーモサイエンティフィック社(旧カルロ・エルバ社)によって開発された全自動真密度測定装置ピクノマチックは、ガス置換法により固体の体積および真密度を迅速且つ高精度に測定する全自動ピクノメーターです。粉体から成形体まで、幅広いレンジで様々な形状のサンプル測定が可能です。繰り返し測定も短時間に全自動で行いますので検体数が多い品質管理の現場にも最適です。
Pycnomaticの特徴
理想的な真密度測定装置
ピクノマチックは気相置換法により固体の体積、密度を測定する全自動ピクノメータです。 ピクノマチックはヘリウムガスを 使用します。ヘリウムの熱伝導性の良さと室温での理想的な 挙動により、試料はどのような微細構造にも進入できますので 迅速で正確な測定が行えます。
温度制御機構による高精度化
ペルチェ素子による温度制御を内蔵した唯一の装置です。 試料の温度安定に要する時間を著しく低減し、 校正と測定を同一 温度で行うため精度が大幅に向上します。
マルチボリューム対応
ピクノメータ法では、標準チャンバーと測定チャンバーが同一容積時に理想的な精度で測定が行えます。 ピクノマチックは試料の特性に合わせ4ccから100ccの5種類の測定チャンバーを選択できます。 また20cc、40cc、60ccの標準チャンバーを内蔵し、測定チャンバーのサイズに合わせ自動的に標準 チャンバーを切り替えます。広範な測定範囲で正確な測定 が行えます。
微粉末の吸引防止構造
高精度圧力トランスジューサー採用により、従来とは逆に標準 チャンバーから測定チャンバーに ヘリウムガスを拡散させます。 従来機で問題となった微粉末の吸引の恐れがありません。
ペルチェ素子を使用した温度制御
ワンピースのアルミブロックに測定チャンバー、と3個の標準チャンバーを内蔵しました。 温度安定性が高く、デッドボリュームが低く設計されています。温度測定には3個の温度センサーPT100を使用し、 正確に温度制御を行います。ペルチェ素子の強力な制御能力により、短時間に設定温度に達します。 温度精度は設定温度に対し±0.01℃と正確です。
大型ディスプレイ
バックライト付き40文字x4行の大型LCDと英数字キーボードを備え 、入出力が便利です。
セパレート可能
検出器と制御部の切り離しができるので、原子力分野などへの応用が測定ブロック 可能となります。
(延長ケーブル別売り)
多彩なパージモード
連続フローかパルスによるパージ、または両者の組み合わせが行えます。 真空ポンプを取り付けて脱気を行う場合は真空度を表示できます。
モデル
Pycnomatic ATC(温度制御付き) / Pycnomatic(温度制御なし)























